「よりよい日本へ!」
というタイトルの、うちの真ん中の子(小6)の粘土作品。図工で国会議員さんをつくるなんて(笑)…だって、政治家なんてほとんど誰もやりたくないし、子どもから尊敬されてないと思うんだけど(YouTuberとかサッカー選手よりずっとずっと下ですよね)。
朝、夕飯用にご飯と味噌汁は仕上げるだけにスタンバイしておいたので、子どもたちに「メインディッシュは自分たちで買ってきてね」と伝えて、心斎橋の仕事帰りに直行した先は、記念すべき第一回「旧統一協会の問題を考える会 in 奈良」の集まり@中部公民館。市民連合の人達が中心メンバーだけど、市民連合の活動と分けた専門分科会のような形でやるのがよかろうということで、集まりの最後にこのような名称が与えられ、誕生しました。
私はこういう小規模の市民集会が大好物です。統一協会のことに限らず、情報が欲しければ、YouTubeでも書籍でもいくらでもありますが、私はやっぱり人の考えを目の前で聴きたい。ひとつのコメントに誰かがさらにコメントをつけて、どんどんトピックが成長していく過程が大好きなんです。そこにリアルな熱があるから。
そして私はたいてい一番若手だし、知識も少ない。だけど、人の話を全身で受け止めるような聞き方をします(若いときに通訳していたから、出てくる情報を聞き逃さないように聞く習性が抜けません。)そして、そうやって聞いているからできる質問や果たせる役割(全体の情報を交通整理するなど)があると思っています。
そんなふうに育てて作り上げる議論は、古代ギリシャの哲学問答のようだ、これが民主主義の礎だと感慨に浸ります。そして、私は昔、通訳していたときに「この人達ぜんぜん話がかみ合ってない!どうしたら摺り寄せられる?」と思いながら異言語コミュニケーションを取り持つ日々だったので、
そのせいもあってか、どの年齢の人の話も面白いと思って聞きます。ほとんどの人の考えは、私にとって異文化のようなものだから、一生懸命に聞き、理解を巡らせます。そして、そうか!この人はそう思ってるんだ!と、謎解きの問題が解けたみたいに、すっきりします。こんな風にしているので、
ずいぶん年上の人達のお話を聞くことも多く、今日などは、囲碁教室を長年主催しているおじいさまとしばらく話し込んでいました。なんであれはこうなんだ?どうしてこれはああなんだ?という疑問が出てくるのを一緒に考えたりしていて、最後には、ある共通の知人に対して批判的見解を言うので、どうしてそうなのかをよく聞くと、組織というものを軽視しすぎだから、というポイントに行き着いたので、「なるほど!そう思っていたのか」と。
お年寄りは率直に本音を話してくださることが多いと思います。最初はぼそぼぞと私を見ずに話していたかと思えば、いつしかじっと見て話してくれる、私に伝えよう教えようと目をキラキラしてくれると、聞いてくれる人を待っていたのかな?と、私も聞き役冥利です。
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