民主主義の歴史はフェミニズムの歴史

2021年がスウェーデン民主主義100年と言われるゆえんは、

1921年 女性が参政権を獲得したからなのです。


ちょうど今日(2/14)の二文字先生のスウェーデン講座ではフェミニズムを扱い、後半は先生がスウェーデンで出会った大切な仲間たちのことをスライド写真交えて紹介していくというボーナストラック付の回でした。


フェミニズムのお話では、やたら先生が私のところに来て私を見ながら話すのですが、それもそのはず。女性の政治参加こそ、スウェーデン民主主義=黄金の福祉国家を築く鍵だったという講義内容だったからです。先生なりに私へエールを送ってくれているんだなって、にこにこと笑顔で返しながら聞いていました。


先生には、私が地方選挙を思いたってすぐにお伝えしていたけど、そのときはいきなりだったからびっくりされて、日本で政治に関わることについて否定的な反応だったから、まだ心の決まらない私にはダメージだった。だけど恐らく先生はすぐに気づいたはずです。私が先生の威光を利用しようとしてなんかいないし、誰もことも利用しようとなんかしない。


むしろ私が利用しようとしているのは他ならぬ自分です。


これまで自分の興味の向くままに研究してきた蓄積を広く社会で役立てようとはせずに、狭く自分の家庭で子どもたちに恩恵を浴びせてきたことは間違っていたと気づき、子どもたちはもう自分でやれるようになったから、ほっておいて。いつまでも自分を社会で使わないのはズルいことだと気づいたのでした。


そしてそれは、そうなんですよね…私は剣道でいうところの、ものすごく遠いところからいきなり飛び込んで面を打つ、いや、喉を突くみたいに、懐に飛び込んでしまうので相手もびっくりです。でもそれは、相手を見込んでそうしているので、この人ならと飛び込んでしまう。もちろん最初はびっくりされて、ときにはいったん拒否されますが、あとは時間の問題です。気づけば手遅れ、すっかり仲間になっているんだから細かいことは気にしません。


私が、自分がやっていることは私利のためではないと納得してやっているから、そのために人脈を広げて、協力を頼むのは、なにもやましくなんかない。私が人を利用するんじゃなくて、みんなに私を差し上げているんです、どうぞ!

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