選挙の神様
昨年末に立候補しなくちゃ!って雷に打たれて以来、連日、朝から晩まで色んな人に会って話す、という新日常がすでに一ヵ月以上続き、気づけばまるで政治家のような日々。
ほんとなら、自分の選挙を回せるようにプランを進めていかないといけない、自分の政策を人に聞いてもらわないといけない、周囲にどんどんお願いしてスタッフや名簿を確保していかないといけない。選挙に出る人はこれをしたたかに遂行できなくてはいけない。
…と、選挙の神様の言うとおりに、できるだけやりたいとは心がけて、それでもほとんど思い通りに状況が動くことなんて今のところない。
政策を話しにいったはずが、相手の話をひたすら聞いているという場面も多い(私は別にそれでよいんだけど)。動いてもらわないといけない、急いでいるのにチームには私の焦りがピンときていなくて動いていない、スタッフを確保しようとはしても遠方だったり他の候補者を優先していて私のところへ支援がこない(もっとわがままに、こっち優先で来てちょうだい!って言わないといけないんだけど私には無理)。何より、ポスターも幟もまだ来ない、政策チラシもない。状況がなかなか動かない、でも急がないといけない、でもみんなを急かせない、私の焦りと苦しみを見せられない。
石井こうきさんの著作を読んだ若き日の泉房穂さん(現:明石市長)からファンレターをもらった石井さんが泉さんに、どうか助けてほしい誰もいないんだ君しかいない、と選挙の手伝いを頼んだ気持ちが分かる。石井さんは他の人にはそう言えなかったんだ、泉さんにだけ言えたんだ。そして泉さんはすぐに石井さんのそばに引越してきて二人きりで選挙をやった。
石井さんですらそうだったから、というのが私の心の支え。選挙の神様の言う通りのスケジュールで私のチームが動く気配はないけど、それでも毎日、ほんとうに毎日、必ず新しい人と出会い、話す(というか、向こうが想いを話してくれるのを聞く)。
毎日のきらきらした出会いが続く限り、私の選挙はセオリー通りではなくても、ちゃんと前進してると信じられる。全然セオリー通りじゃないんだけど、私はとにかく運が強いから、普通と違うのかな!ってことでいいか。
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